全国の福祉事業所から手づくりのお菓子や焙煎コーヒーなどを仕入れ、みなさんにお届けする〈sweet heart project〉。

2020年にスタートし、今では全国70以上の福祉事業所からお菓子が届くほどになりました(2024年10月現在)。各事業所も、お菓子を口にする人の喜びや、ホッとするひとときに寄り添いたいと、徹底した衛生管理のもと、一つひとつ丁寧に製造しています。

そんな数ある事業所から、今回は秋田県に所在する〈南秋福祉会 飯田川つくし苑〉をピックアップ! お菓子づくりに携わる障がいのあるメンバーや、その支援を行うスタッフの取り組みをご紹介します。

地元産の食材にこだわった、やさしい味わいが評判の菓子工房

2012年、男鹿半島にほど近い八郎潟という湖のそばに開設された〈飯田川つくし苑〉。「生活介護(注1)」「就労継続支援B型(注2)」「日中一時支援(注3)」の3つの事業を展開する、障がい福祉サービス多機能型事業所です。

事業所内には〈手作り菓子工房 どんぐりの森〉という製菓工房が設けられ、「就労継続支援B型」に所属する約10名のメンバーが、それぞれの特性や得意を生かし、クッキーを中心とした焼き菓子を手がけています。

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